320日移動平均線で勝率アップ!テクニカル分析レポート!

320日移動平均線

こんにちは。今回は320日移動平均線の破壊力についてご紹介をしたいと思います。初心者の方はもちろん、どのタイミングで上昇をしどのタイミングで急降下するのかご存じない方が多いんじゃないかと思います。そこで紹介をしたいのが320日移動平均線です。以下に320日移動平均線を用いたチャートの画像を載せてご紹介をしたいと思います。僕はこの移動平均線に出会ったときは正直衝撃を受けたくらいです。勝っているトレーダーさんはそのままご自身のテクニカル分析を大切にすべきだと思いますが、負けているトレーダーさんは是非ご覧になって頂きたい記事です。

そもそも移動平均線って何よ?

以前に移動平均線については記事にしているので説明は省きます。移動平均線がどうしても気になる方は以前に移動平均線について記事を書いていますので、こちらを参照をして頂けたらと思います。

320日移動平均線の特徴

仮に320日移動平均線が実体の下にある場合はチャートが下を向いていても上に目線を置いても良いと思いますし、逆に移動平均線が上にある場合は下目で考えても良いんじゃないかと言っても過言ではない程に有能な移動平均線です。チャートの方向に優位性をはっきりと持たせる印象が非常に強いです。文字で見ても正直ハテナが残る一方だと思うので、チャートの画像を使って説明をして行きたいと思います。

上昇パターン

320日移動平均線が絡んで上昇をしているチャートの画像をピックアップしてみました。オレンジの実線が320日SMA、点線が320日EMAです。※画像はクリック、タップで大きく出来ます。

日経平均4時間足チャート

日経平均4時間足チャート

320日移動平均線に到達するまでも上昇をしていますが、実体が移動平均線を上抜けしてから勢いよく上昇している事がわかります。(2020年3月下旬から6月上旬のチャートです。)

AUD/USDの4時間足チャート

AUD/USDの4時間足チャート

320日移動平均線がレジスタンスになり一度戻りが入りますが、実体が上抜けをしてからはEMAをサポートにして上昇をして行っているのがわかります。(2020年3月下旬から6月上旬のチャートです。)

EUR/USDの4時間足チャート

EUR/USDの4時間足チャート

トリプルボトムのような形をしていますが、320日移動平均線を絡んで実体と20日移動平均線が320日移動平均線を上抜けしてから大きな上昇が見られます。(2020年3月下旬から6月上旬のチャートです。)

GBP/USDの4時間足チャート

GBP/USDの4時間足チャート

日足の押し目での上昇と僕は見ていますが、320日移動平均線を絡んでから上昇をしているのがわかります。(2020年3月下旬から6月上旬のチャートです。)

GBP/USDの4時間足チャート

GBP/USDの4時間足チャート

押し目とダブルボトムが重なって上昇をしたケースですが、この際も320日移動平均線が絡んでいる事がわかります。(2019年8月下旬から11月上旬のチャートです。)

Point!!

いずれのチャートもチャートパータンや押し目位置で上昇をしています。決して320日移動平均線がチャートを押し上げている訳ではありません。上下の目線がぶれそうなときに320日移動平均線を用いてみると言うのは一つの手なのかと思います。あくまで主体はチャートなので320日移動平均線に固執をすると目線が逆にぶれてしまうのでご注意ください。

下降パターン

逆に下降をした際のチャート画像をピックアップしてみました。

日経平均4時間足チャート

日経平均4時間足チャート

コロナショックの下落のチャートです。320日移動平均線をまたぎながらゆらゆら動きますが、最後は320日移動平均線に頭を打って下落をしている事がわかります。(2019年12月上旬から2020年3月上旬までのチャートです。)

EUR/USDの4時間足チャート

EUR/USDの4時間足チャート

この画像では上昇のパターンと下降のパターンが2つ見れます。20日と320日がゴールデンクロスを掛けてから上昇、逆にデッドクロスで下降をしているのがわかります。(2019年11月下旬から2020年2月上旬までのチャートです。)

EUR/USDの4時間足チャート

EUR/USDの4時間足チャート

上記のチャートの少し後のチャートです。山の発端になる安値を安値更新をし反発をした際に320日移動平均線に頭を打って下降をしているのがわかります。(2019年11月上旬から2020年1月下旬までのチャートです。)

CAD/USDの4時間足チャート

CAD/USDの4時間足チャート

コロナショックで上昇をし少しの間レンジ相場でしたが、320日移動平均線が実体を上に入った途端に大きな下落をしているのがわかります。(2020年3月中旬から5月中旬までのチャートです。)

GBP/USDの4時間足チャート

2019年12月から3月上旬まで天井圏でレンジを組んでいましたが、320日移動平均線が実体の上に入った途端にダウントレンドを付け、ダウントレンド完成後の戻りを経てコロナショックの下降に向かっているのがわかります。(2019年12月中旬から2020年3月上旬までのチャートです。)

補足

ご紹介をしたチャートの画像はあくまで一部です。上記の通貨ペア以外にもNYダウ、原油やゴールドの先物やCFD商品、ビットコインなどの暗号資産のチャートでも全般的に活用出来る移動平均線なのではないかと思います。ご自身のチャートに入れてみて相性が合うようであればご利用をされてみては如何でしょうか!?

320日移動平均線のメリット

メリットは画像でご紹介をした通りです。目線を固定をする為に利用をすると言うのは非常に良いインジケーターなのではないかと思います。

320日移動平均線のデメリット

pointでも書きましたが、主体はあくまでチャートです。チャートの形を意識せずに移動平均線に固執をしていると痛い目に合います。目線の固定の為に用いるくらいが適当なんじゃないかと個人的に思います。

もう一つあります。15分足、4時間足、日足は非常に有効な移動平均線に思えますが、時足がしっくりきません。時足を監視足にされている方にはもしかしたら向いていない移動平均線かもしれません。

まとめ

さて、今まで320日移動平均線を紹介をして参りましたがいかがでしたでしょうか!?見出しは「まとめ」となっていますが、この記事では320日移動平均線のことをまとめたので特にまとめる事はありません。ご自身のトレードに役立つ移動平均線になれば幸いです。320日移動平均線を使って目線を固定をし、勝って勝って勝ちまくりましょう!